大雪山の周氷河地形
 冬の大雪山を見た人は誰でも同じ印象を持つはず。「凄く寒そう」、「風が強そう」といったものでしょう。そのとおり、というより想像以上に大雪山の冬は寒さと風が強いのです。特に北西の季節風は厳しく激しいもので、山頂や稜線の積雪を吹き飛ばすほど。このため冷たい風にさらされた山肌は著しい凍結状態となってしまいますが、その結果、大雪山独特の地形が現れるようになりました。
 大雪山のような寒冷地で凍結に関連して起こる自然現象を「周氷河(しゅうひょうが)」現象と呼び、それによってできた地形を「周氷河地形」といいます。それらの地形は、夏期になると、姿見の池周遊路や裾合平で見ることができます。
 また、自然現象の発生する気象条件さえ整えば、大雪山の冬期には、ダイアモンドダスト、サンピラー、樹氷、霧氷、風紋などを見ることができます。虫眼鏡を持って駅舎横のスキーコースを少し歩き、新雪を手にとってよく見てみると、綺麗な雪の結晶をみることができます。

(1) 構造土
 氷河期から数多くの凍結と融解を繰り返し地表の小石・砂などを一定の方向へ集めたり並ばせたりしてできた現象。礫質多角形土、条線土などがあります。
(2) アースハンモック
 直径1〜2m、高さ数10cmほどの地面の盛り上がり。凍結による地面全体の盛り上がり(凍上)と融解による沈下を繰り返した結果形作られます。

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